コデインリン酸塩散はどこに売ってる?販売中止の理由と入手できる場所まとめ
この記事ではコデインリン酸塩散を売っている取扱店や、販売中止の背景、そして代替薬や入手方法などを手短に紹介します。
2025年9月26日
扶桑薬品工業
コデインリン酸塩散1%「フソー」 販売中止予定のお知らせhttps://t.co/qfROyhbTYc pic.twitter.com/UWaCAkeebH— DSJP info.(DSJP登録情報) (@DSJP_info) September 26, 2025
コデインリン酸塩散が販売中止になった背景
コデインリン酸塩散は長年、咳止めや鎮痛薬として病院などで使われてきた医療用成分です。
しかし近年、乱用防止や依存リスクへの懸念が高まり、国や製薬会社による規制が強化されました。
若年層を中心としたオーバードーズ(過剰摂取)の問題もあり、製造や出荷を停止するメーカーが増えたのです。
メーカーが出荷停止を発表した経緯
塩野義製薬や第一三共などの大手メーカーでは、医療用コデイン製剤の出荷停止や販売終了を段階的に発表しています。
これにより、薬局やドラッグストアでの販売はほぼ不可能となりました。
医師の処方が必要な医療用医薬品のみ流通しており、一般の人が気軽に購入できる状況ではなくなっています。
市販ではほぼ入手不可能になった理由
薬局で「コデインリン酸塩散はありますか?」と聞いても、現在は取り扱っていないと案内されることが多いです。
これは厚生労働省の規制強化によるもので、乱用防止の観点から一般販売が認められていません。
かつては一部の咳止め薬などに含まれていましたが、現在では他の安全性の高い成分へと切り替えられています。
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・他店舗の価格比較
以下は、代替となる咳止め薬や類似成分を含む製品の価格比較表です。
コデインリン酸塩散そのものは販売されていませんが、似た効果を持つ一般用医薬品は見つかります。
販売サイト | 取扱状況 | 価格帯 | 備考 |
---|---|---|---|
楽天市場 | 代替薬あり | 1,200〜2,500円 | 医薬品カテゴリーに掲載 |
Amazon | 同様の鎮咳薬あり | 1,000〜2,000円 | 配送も早く便利 |
Yahoo!ショッピング | 医薬品取扱あり | 1,300〜2,800円 | 販売許可店舗限定 |
メルカリ | 出品に注意 | 変動 | 医薬品出品は禁止対象 |
医療機関・調剤薬局で入手する方法
コデインリン酸塩散を安全に入手するには、医療機関を受診する必要があります。
医師の診察を受け、症状に応じて処方されるケースでは、調剤薬局で取り寄せ対応ができることもあります。
ただし、医師がコデインの必要性を判断した場合に限られるため、自己判断での購入はできません。
ネット通販や海外サイトからの購入は危険
SNSなどで「海外通販なら買える」という情報を見かけることがありますが、これは非常に危険です。
個人輸入の薬は品質保証がなく、副作用リスクも高いためおすすめできません。
また、日本の法律では医療用医薬品の輸入販売は原則禁止されています。
コデインリン酸塩散1%「フソー」販売終了へ pic.twitter.com/87H5YoLxgV
— EARLの医学&AIノート (@EARL_med_tw) September 26, 2025
コデインの代替となる安全な咳止め成分
コデインが使えなくなった今、代替成分として注目されているのが以下の3つです。
- デキストロメトルファン
- チペピジンヒベンズ酸塩
- クロペラスチン
これらは副作用が少なく、安全性が高いため市販薬にも多く使われています。
咳が長引く場合は、薬剤師に相談しながら自分に合う成分を選ぶのがおすすめです。
今後の販売再開はあるのか?
現時点で、コデインリン酸塩散の一般向け販売再開の見通しは立っていません。
乱用防止のための規制が緩和される可能性も低く、今後も医療機関でのみの使用が続くとみられます。
もし咳止めが必要な場合は、代替薬の利用や医師の処方を受けるのが最も安心・安全です。
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