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格安SIMと光回線を併用するメリット・デメリット|失敗しない選び方

総合

光回線と格安SIMを併用する5つのメリット

光回線と格安SIMを併用する最大の魅力は、通信コストを大幅に削減しながら、快適な通信環境を手に入れられる点にあります。具体的なメリットを5点、詳しく解説します。

1. 通信費の大幅な節約効果

これは併用における最も大きなメリットです。従来の大手キャリアのモバイル通信契約(月額7,000円~9,000円)と光回線(月額5,000円~6,000円)を別々に契約していた場合、総額で月に12,000円~15,000円程度かかっていました。しかし、格安SIM(月額2,000円~3,000円)と光回線を組み合わせることで、総通信費を月額7,000円~9,000円程度に抑えることが可能です。年間で比較すると、最大で60,000円以上もの節約につながる計算になります。これは家計にとって非常に大きなインパクトがあります。

2. 自宅では高速かつ安定した光回線を利用可能

格安SIMの弱点の一つは、混雑する時間帯や電波状況の悪い場所では通信速度が低下する可能性がある点です。しかし、自宅に光回線を引いていれば、Wi-Fi環境を構築できます。自宅でスマホやタブレット、PCを使用する際は、すべてこの光回線のWi-Fiに接続することで、動画のストリーミング視聴や大容量ファイルのダウンロード、オンラインゲームなども快適に楽しむことができます。モバイルデータ通信の容量を気にせずに済むため、データ容量が少なめの安いプランを選択する余地も生まれ、さらなる節約が可能になります。

3. モバイルデータ通信容量の節約と安心

自宅でWi-Fiを利用することは、単に速度が速いだけでなく、モバイル通信容量の消費を大幅に抑える効果があります。スマホの通信容量の大部分は、自宅でWi-Fiに接続して消費するため、外出先で使用するモバイルデータ通信の容量は必然的に少なくなります。これにより、月々のデータ容量が少ない、より安価な格安SIMプランを選択できるようになります。また、うっかりデータ容量をオーバーして速度制限がかかる、といった心配も軽減され、常に安心してスマホを利用できるようになります。

4. 光回線のセット割引を活用できる場合がある

多くの光回線事業者は、携帯電話サービスとのセット割(セットディスカウント)を提供しています。これは、同じ事業者の光回線とモバイル回線を組み合わせることで、双方またはいずれかの月額料金が割引される制度です。例えば、NURO光では、ソフトバンクまたはワイモバイルの回線とセットにすることで、光回線の月額料金が最大2,200円(税込)割引されます。同様に、auひかりとUQモバイルドコモ光とahamoなど、各社が強力なセット割を打ち出しています。このセット割を活用すれば、実質的に光回線の料金を非常に安く抑えられる可能性があります。

5. 家族全体の通信環境の最適化

家族で複数のスマホやタブレット、PCを所有している場合、そのメリットはさらに大きくなります。一つの光回線のWi-Fiに、家族全員のデバイスを接続することが可能です。これにより、家族それぞれが個別に高額なモバイル通信プランに加入する必要がなくなり、全員が格安SIMを利用できる環境が整います。家族4人全員が大手キャリアから格安SIMに乗り換え、自宅では光回線のWi-Fiを利用するようになれば、世帯全体の通信費を月額20,000円以上も節約できるケースも珍しくありません。


光回線と格安SIMを併用する3つのデメリット

非常に多くのメリットがある併用ですが、もちろん注意すべき点やデメリットも存在します。これらの点を理解した上で、総合的に判断することが重要です。

1. 初期費用と工事の手間がかかる

新規で光回線を契約する場合、開通工事が必要になります。工事の日程調整が必要であり、立ち会いも必要となるため、ご自身のライフスタイルに合わせる必要があります。また、費用面では、工事費がかかる場合がほとんどです(多くの場合、キャンペーンで実質無料となりますが)。さらに、光回線の契約時にはプロバイダ料も発生し、場合によってはモデム(ONU)やルーターのレンタル料も別途かかります。これらの初期費用は、モバイル通信のみの契約と比べると確かに手間とコストがかかります。

2. セット割の対象外となる組み合わせがある

先ほどメリットとして挙げたセット割ですが、これは全ての組み合わせで適用されるわけではありません。例えば、ドコモ光のセット割は「ahamo」や「povo」などのドコモ系のサービスとは連携していますが、他社の格安SIM(IIJmioや楽天モバイルなど)を利用している場合は、残念ながらセット割の対象外となります。同様に、auひかりのセット割はKDDIグループの「UQモバイル」などが対象です。自分の利用している格安SIMと組み合わせた時に、希望の光回線でセット割が適用されるかどうかは、事前の確認が必須です。

3. 解約時の違約金に注意が必要

光回線の契約は、多くの場合2年や3年などの長期契約となっています。途中で解約すると、違約金(解約違約金)が発生する場合がほとんどです。引っ越しやサービスの不満などで、契約期間途中での解約を余儀なくされると、想定外の出費を強いられる可能性があります。一方、多くの格安SIMは月単位での契約変更や解約が可能です。このように、契約の縛りの強さが異なる点も、併用を考える上で把握しておくべき重要なポイントです。キャンペーンで高額なキャッシュバックを受け取っている場合、途中解約で返金を求められるケースもあるため、契約条件の細則は必ず確認しましょう。


併用前に確認すべきポイント

メリット・デメリットを踏まえ、実際に光回線と格安SIMの併用を検討する際に、最初にチェックすべき重要なポイントをまとめました。失敗しない選択のための第一歩です。

  1. 現在の通信費の内訳を把握する: まずは、現在のスマホの料金と、もしインターネットを利用しているのであればその料金を明確にします。どこまで節約したいのか、目標を立てましょう。

  2. 自宅でのデータ使用量を確認する: スマホの設定画面から、どの程度のデータをWi-Fiとモバイル通信でそれぞれ使っているか確認します。自宅のWi-Fi使用率が高ければ高いほど、モバイルのプランを小さくできるため、節約効果は高まります。

  3. 対象エリアをチェックする: 検討中の光回線と格安SIMが、お住まいの地域で利用可能か必ず確認します。特に光回線は、戸建てかマンションか、またマンションの場合はどの回線が導入されているかで、選択肢や速度が大きく変わります。

  4. 現在利用中の格安SIMと相性の良い光回線を探す: 先述のセット割を最大限に活用するために、自分の格安SIM事業者と提携している光回線があるか調査します。セット割がなくても、総額でどれくらいお得になるか計算しましょう。

  5. 契約期間と解約金の条件を読む: 面倒でも、必ず約款や契約条件ページで、契約期間と解約金の規定に目を通します。将来的な引っ越しやライフスタイルの変化も想定して、縛りの強さを考慮します。


光回線の種類:独自回線とNTT回線の違い

光回線を選ぶ上で、最初に理解すべきはその回線の種類です。大きく分けて「NTT回線」と「事業者独自回線」の2種類があり、特徴が異なります。

NTT回線(フレッツ光回線)を卸利用するタイプ

NTT東日本・西日本が保有する光回線(いわゆるフレッツ光回線)を、他の事業者が借り受けて提供するサービスです。ドコモ光So-net光BIGLOBE光OCN光など、非常に多くのプロバイダがこの方式を採用しています。

  • メリット: 提供エリアが非常に広く、ほとんどの地域で利用可能です。事業者(プロバイダ)を比較的自由に選ぶことができます。

  • デメリット: 回線の提供元が同じNTTであるため、事業者間による根本的な通信速度の差はほとんどないと言われています。混雑時の速度低下が起こりやすいという指摘もあります。

事業者独自回線

NTT以外の事業者が自社で構築・保有している光回線です。代表的なのは、auひかり(KDDI)NURO光(ソニーネットワークコミュニケーションズ)コミュファ光(中部テレコミュニケーション)などです。

  • メリット: NTT回線とは物理的に異なる回線を使用するため、混雑の影響を受けにくく、高速で安定した通信が期待できる場合が多いです。特にNURO光は下り最大2Gbpsの高速サービスで有名です。

  • デメリット: NTT回線よりも提供エリアが限定されている傾向があります。お住まいの地域や建物によっては、残念ながら利用できない可能性が高いです。

選択肢として多いのは「NTT回線」タイプですが、もしお住まいの地域で「独自回線」が利用可能なのであれば、速度面で有利となるため、優先的に検討する価値があります。


戸建てとマンションで光回線料金はどう変わる?

光回線の料金体系は、お住まいの住居形態(戸建て or マンション・アパート)によって異なります。これは、回線の引き込み工事や共有方式の違いによるものです。

戸建て(一戸建て)

戸建て住宅の場合は、電柱から直接ご自宅まで個別に光回線を引き込む「専用線」となります。そのため、回線使用料は比較的高めに設定されていることが一般的です。月額料金は5,000円~6,500円(税込) 前後が相場となります。工事も大がかりになる可能性があります。

マンション・アパート(集合住宅)

集合住宅の場合は、あらかじめ建物全体に光回線が共有設備として導入(光化)されており、各部屋までLAN配線されている「共有型」がほとんどです。設備の費用負担が世帯間で分散されるため、戸建てよりも料金は安く設定されています。月額料金は4,000円~5,000円(税込) 前後が相場です。ただし、この共有回線を利用している他の世帯の通信状況によって、速度が影響を受ける可能性があります(VDSL方式の場合特に)。

ご自身がどちらの形態に住んでいるかで、期待できる速度や費用が変わってくる点を覚えておきましょう。多くのプロバイダでは、申し込みページで戸建て/マンションを選択するようになっています。


セット割とは?仕組みと節約効果

「セット割」は、光回線とモバイル回線を組み合わせることで適用される割引制度で、併用のメリットを最大化するための核となる要素です。

セット割の仕組みは、同じ通信事業者グループ内のサービスをまとめて契約することで、顧客の囲い込みと離脱防止を図り、その見返りとして利用者に割引を提供するというものです。例えば、KDDIグループでは「auスマートバリュー」や「auひかりセット割」といった名称で、ソフトバンクグループでは「おうち割 光セット」という名称で提供されています。

節約効果は絶大で、例えば「おうち割 光セット」の場合、対象のスマホ1回線あたり最大1,100円(税込)割引され、最大4回線(合計最大4,400円)まで割引を受けられます。これは光回線の月額料金が実質無料に近づくほどの大きな割引です。同様に「auスマートバリュー」も、対象モバイル回線数に応じて最大2,200円(税込)の割引があります。

このセット割を適用するためには、光回線とモバイル回線の契約名義を同じにすることが必須条件である場合がほとんどです。夫婦や家族で契約している場合は、名義を変更するなどの手続きが必要になる可能性がある点に注意が必要です。


セット割対応の光回線と格安SIM組み合わせ一覧

ここでは、主要な光回線と、そのセット割の対象となるモバイルサービス(格安SIMを含む)の組み合わせを一覧でまとめます。ご自身の状況に照らし合わせて最適な組み合わせを探してみてください。

| 光回線サービス | 対象となるモバイルサービス(セット割対象) | 主な割引内容 |
| :— | :— | :— |
ドコモ光 | ドコモの回線(ahamo, povo, ドコモの通常プランなど) | 光回線月額料金が最大1,100円(税込)割引 + さらにドコモのスマホ料金から最大1,100円(税込)割引される場合も |
auひかり | KDDIグループの回線(UQモバイル, auの通常プランなど) | 「auスマートバリュー」により、光回線月額料金が最大2,200円(税込)割引 |
NURO光 | ソフトバンクグループの回線(ワイモバイル, ソフトバンクの通常プランなど) | 「おうち割 光セット」により、対象スマホ1回線あたり最大1,100円(税込)割引(最大4回線まで) |
So-net光 | So-net 光 モバイル | So-netグループのモバイルサービスとのセットで割引あり |
BIGLOBE光 | BIGLOBEモバイル | BIGLOBEグループのモバイルサービスとのセットで割引あり |

※ この表は代表的な例です。詳細な割引条件や金額は、各社の公式ウェブサイトで最新情報を必ずご確認ください。
ドコモ光 セット割
auひかり セット割
NURO光 おうち割

この表からわかるように、純粋な格安SIM事業者(IIJmio, 楽天モバイル, mineoなど)単体では、大手キャリアグループの光回線とのセット割は基本的に対象外です。しかし、mineoはKDDIグループの回線を借りているため、auひかりとのセット割が適用されるという複雑なケースもあります。次の章からは、各格安SIMユーザーに焦点を当てて、おすすめの光回線を詳しく見ていきます。


ahamo・povoユーザーにおすすめの光回線と割引

NTTドコモが提供する「ahamo」や「povo」を利用している場合、最も相性が良いのは、間違いなくドコモ光です。ドコモ光とahamo/povoを組み合わせることで、前述の「ドコモ光セット割」が適用されます。

このセット割により、ドコモ光の月額料金が最大1,100円(税込)割引されます。さらに、ahamoを利用している場合は、ahamoの基本料金からも最大1,100円(税込)の割引を受けることが可能です(「ahamo割」)。これにより、光回線とモバイルの両方で節約が実現します。

また、ドコモ光はNTTの回線を使用しているため、提供エリアが非常に広いという強みもあります。ほとんどの地域で利用可能なため、選択肢として非常に安心感があります。ドコモのスマホユーザーであれば、スムーズに申し込みから工事まで進められる点もメリットです。

《ahamo/povoユーザーの選択肢》

  • 最優先候補ドコモ光(セット割による大幅割引が受けられるため)

  • その他の選択肢: 他のNTT回線系プロバイダ(So-net光、BIGLOBE光等)。ただし、これらのプロバイダではドコモとのセット割は適用されないため、総額でドコモ光より安くなるかどうか、キャンペーン等を含めて計算する必要があります。


楽天モバイルユーザーにおすすめの光回線と割引

楽天モバイルを利用している場合、残念ながら他社の光回線との公的なセット割引制度は2023年現在では存在しません。楽天モバイル単体で「Rakuten UN-LIMIT VI」などのプランを利用し、自宅のインターネットも楽天モバイルのエリア内であればモバイルルーターで賄うというスタイルが一つの選択肢です。

しかし、自宅でより高速で安定した通信環境を求めるのであれば、光回線の契約は依然として有効な選択肢です。セット割はありませんが、総通信費が安くなる光回線を選ぶという観点が重要になります。

楽天モバイルユーザーが光回線を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  1. 安価な光回線を探す: セット割がないため、そもそもの光回線の月額料金が安いプロバイダを探します。例えば、So-net光NURO光などは、キャンペーンを除いた基本料金でも比較的安めに設定されている傾向があります。

  2. キャッシュバックキャンペーンを活用する: セット割の代わりに、高額なキャッシュバックを実施しているプロバイダを選ぶという戦略があります。実質的な月額単価を下げる効果が期待できます。

  3. 回線速度と安定性を確認する: 楽天モバイルは場合によっては速度が不安定なこともあるため、自宅の光回線は特に速度と安定性に優れたサービスを選ぶことで、快適な環境を確保できます。

《楽天モバイルユーザーの選択肢》

  • コスト最優先: 基本料金が安く、高額キャッシュバックがあるプロバイダ(例: So-net光、BIGLOBE光など)

  • 速度最優先: 独自回線で高速なサービス(例: NURO光(対象エリアの場合)、auひかり(対象エリアの場合))


UQモバイルユーザーにおすすめの光回線と割引

KDDIグループの格安SIM「UQモバイル」を利用しているユーザーにとって、最もお得な選択肢はauひかりです。auひかりとUQモバイルを組み合わせることで、「auスマートバリュー」という強力なセット割が適用されます。

この割引は、auひかりの月額料金が最大2,200円(税込)割引されるというものです。これは非常に大きな割引額であり、戸建ての場合のauひかり月額料金は5,700円(税込)のため、割引を適用すると実質月額3,500円(税込)程度で超高速なauひかりを利用できる計算になります。これは他の多くの光回線の料金と比較しても非常に安い部類です。

また、auひかりはKDDIの独自回線を使用しているため、混雑に強い安定した高速通信が期待できる点も大きな魅力です。提供エリアさえ合えば、UQモバイルユーザーが最初に検討すべき最有力候補です。

《UQモバイルユーザーの選択肢》

  • 最優先候補auひかり(強力なセット割により、光回線料金が大幅に割引されるため)

  • その他の選択肢: 他のNTT回線系プロバイダ(So-net光等)。ただし、セット割は適用されないため、auひかり+UQモバイルの組み合わせと総額を比較検討する必要があります。


IIJmioユーザーにおすすめの光回線と割引

長い歴史と高い信頼性で知られる格安SIM「IIJmio」を利用している場合、残念ながら特定の光回線と提携したセット割引制度はありません。IIJmioは独立系のMVNOであるためです。

そのため、選択の基準は純粋に光回線単体のコストパフォーマンスに絞られます。IIJmioユーザーが光回線を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  1. 基本料金の安さ: セット割がないため、月額基本料金自体が安いプロバイダを探すことが第一歩です。So-net光BIGLOBE光などのNTT回線系プロバイダは、比較的基本料金が抑えられている傾向があります。

  2. キャッシュバックの額: 初期費用を実質無料にし、実質月額を下げる効果のあるキャッシュバックキャンペーンの額は要チェックです。プロバイダによってキャンペーン内容は頻繁に変わるため、申し込み時点で最もお得なキャンペーンを実施しているところを選ぶと良いでしょう。

  3. 回線品質とサポート: IIJmioユーザーは通信にある程度詳しい方が多い印象です。そのため、速度やping値(応答速度)といった回線品質や、万一のトラブル時のサポート体制も重要な選択基準になるでしょう。

《IIJmioユーザーの選択肢》

  • コスト最優先: 基本料金が安く、高額キャッシュバックがあるプロバイダ(例: So-net光BIGLOBE光など)

  • バランス重視: コストと速度のバランスが取れているプロバイダ(例: ドコモ光(キャンペーン次第でお得な場合も))

  • 速度最優先(対象エリア限定)NURO光auひかりが利用可能であれば、それらも有力な候補になります。


ワイモバイルユーザーにおすすめの光回線と割引

ソフトバンクグループの「ワイモバイル」を利用しているユーザーには、NURO光が断然おすすめです。NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが提供するサービスですが、ソフトバンクグループと提携しており、ワイモバイルとの間で「おうち割 光セット」を適用することができます。

この割引は、ワイモバイルの回線1つにつき、最大1,100円(税込)の割引を受けることができるものです。最大4回線(合計最大4,400円)まで適用可能です。この割引は光回線の料金ではなく、モバイル側の料金が割引される点が特徴です。例えば、ワイモバイルを2回線利用している世帯では、モバイル料金から最大2,200円(税込)が割引されるため、実質的な世帯全体の通信費を大きく圧縮できます。

さらに、NURO光自体が下り最大2Gbps(一部エリアは10Gbps)という圧倒的な通信速度を誇る独自回線である点も魅力です。提供エリアが限られますが、対象エリアであれば速度と料金の両面で最高の選択肢の一つと言えるでしょう。

《ワイモバイルユーザーの選択肢》

  • 最優先候補NURO光(強力な「おうち割」による割引と、超高速回線の両方を享受できるため)

  • その他の選択肢: 他のNTT回線系プロバイダ(So-net光等)。ただし、セット割は適用されないため、NURO光+ワイモバイルの組み合わせと総額を比較する必要があります。


NUROモバイルユーザーにおすすめの光回線と割引

ここで言う「NUROモバイル」とは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するモバイルサービスを指します。このサービスを利用している場合、当然ながら同じグループのNURO光との組み合わせが最も相性が良いです。

NURO光とNUROモバイルをセットで契約することで、NUROモバイルのデータ容量が無料で増量されるなどの特典があります(キャンペーン内容は時期によって変更される可能性があります)。また、光とモバイルを同一事業者でまとめることで、問い合わせやサポートが一元化され、管理が楽になるという副次的なメリットもあります。

NURO光は先述の通り、超高速な独自回線であるため、速度面でも申し分ありません。NUROモバイルを利用していて、かつお住まいの地域でNURO光が利用可能であれば、迷わずNURO光を選択すると良いでしょう。

《NUROモバイルユーザーの選択肢》

  • 最優先候補NURO光(グループ内割引や特典が受けられ、高速回線を利用できるため)

  • その他の選択肢: 他の光回線プロバイダ。ただし、NURO光のようなグループ特典は受けられません。


mineoユーザーにおすすめの光回線と割引

mineoは、KDDIグループの回線を借りてサービスを提供している格安SIMです。この点が非常に重要で、mineoはauひかりのセット割「auスマートバリュー」の対象となる場合があります。

ただし、全てのmineoプランが対象というわけではなく、KDDI回線(au回線)を利用しているmineoのプランに加入していることが条件となります。mineoにはドコモ回線を利用するプランもあるため、自身がどの回線を利用しているか確認が必要です。au回線を利用したmineoプランとauひかりをセットにすることで、auひかりの月額料金が最大2,200円(税込)割引されます。

この強力な割引を利用できるかどうかが、mineoユーザーにとっての最大の分岐点です。対象であれば、auひかりは最有力候補です。対象でない場合や、あえて他の回線を選ぶ場合は、IIJmioユーザーと同様に、光回線単体のコストパフォーマンスで選ぶことになります。

《mineoユーザーの選択肢》

  • 最優先候補(条件付き)auひかり(※ mineoのau回線プラン利用者が対象。セット割により大幅割引が受けられるため)

  • 一般候補: 基本料金が安く、キャッシュバックが豊富なプロバイダ(例: So-net光BIGLOBE光ドコモ光など)


BIGLOBEモバイルユーザーにおすすめの光回線と割引

BIGLOBEモバイルを利用している場合は、同じBIGLOBEグループが提供するBIGLOBE光との組み合わせがお得です。グループ内サービスとのセット割が用意されている場合が多く、BIGLOBE光とBIGLOBEモバイルをセットにすることで、月額料金の割引データ容量のプレゼントなどの特典を受けることができます。

BIGLOBE光はNTTの回線を利用したサービスであり、提供エリアが広いというメリットがあります。また、BIGLOBEは老舗のプロバイダであるため、サポート体制も比較的充実している印象です。グループ内でまとめることで、問い合わせ先が一つにまとまり、管理が楽になる点も見逃せません。

《BIGLOBEモバイルユーザーの選択肢》

  • 最優先候補BIGLOBE光(グループセット割による特典が受けられるため)

  • その他の選択肢: 他のNTT回線系プロバイダ(So-net光等)。ただし、BIGLOBE光のようなグループ特典は受けられません。


セット割がない格安SIMユーザーの光回線選び

IIJmio、楽天モバイル、またはセット割対象外のプランを使っている方など、「セット割が使えない」ユーザーにとっての光回線選びは、基本的に光回線単体のコストパフォーマンス勝負になります。選ぶ際の重要な視点は3つです。

  1. 実質月額単価で比較する
    セット割がないため、キャンペーンを含めた「実質月額」がすべてです。計算方法は以下の通りです。
    (基本料金 × 契約期間) - キャッシュバック額 ÷ 契約期間 = 実質月額
    例えば、2年契約で月額5,200円、キャッシュバック50,000円の場合の実質月額は、
    (5,200円 × 24ヶ月) - 50,000円 = 74,800円 ÷ 24ヶ月 ≒ 3,117円/月
    となります。この数字を使って、他のプロバイダと比較します。

  2. キャッシュバックキャンペーンの信頼性を見極める
    高額キャッシュバックは非常に魅力的ですが、注意点もあります。

    • 条件付きであることがほとんど(例: 3ヶ月以上継続利用、他社回線の解約証明書の提出必須など)

    • キャッシュバックの申請忘れがないようにする(申請期間が限定されている場合が多い)

    • キャッシュバック付きの代理店経由で申し込むことが多いため、その代理店の信頼性も確認する

  3. 回線の速度と安定性も軽視しない
    いくら安くても、常に遅くてストレスがたまる回線では意味がありません。特にオンラインゲームや在宅勤務(リモートワーク)で重要になるのは「Ping値(応答速度)」です。NURO光やauひかりなどの独自回線は、この点で優れているという評価があります。口コミサイトや比較サイトで、実際のユーザーの評価を参考にすると良いでしょう。

《セット割なしユーザーの選択肢》

  • コスト最優先So-net光BIGLOBE光(キャッシュバックキャンペーンが豊富で、実質月額を抑えやすい)

  • コストと速度のバランスドコモ光(提供エリアが広く、キャンペーン次第では非常にお得になる場合もある)

  • 速度最優先(対象エリア限定)NURO光auひかり


通信速度重視の方への光回線選びのポイント

動画の4Kストリーミング、大容量ファイルのアップロード/ダウンロード、オンラインゲームなど、通信速度と安定性に最優先でこだわりたい方への選択ポイントを解説します。

  1. 「独自回線」を第一候補にする
    NTTの回線を共有する多くのプロバイダよりも、auひかりNURO光といった事業者独自の回線は、混雑の影響を受けにくく、高速で安定した通信を提供できる傾向があります。特にNURO光は、最大2Gbps/10Gbpsという圧倒的なスペックを誇ります。まずはお住まいの地域でこれらの独自回線が利用可能かどうかを確認することが第一歩です。

  2. 「IPv6 IPoE」対応に注目する
    光回線の高速通信を語る上で外せないキーワードが「IPv6 IPoE」方式です。これは、回線の混雑ポイントを迂回する新しい接続方式で、混雑時間帯でも速度が落ちにくいという特徴があります。特にNTT回線を利用するプロバイダ(ドコモ光、So-net光など)を選ぶ場合、この「IPv6 IPoE」サービスを無料で提供しているかどうかは、速度面における最重要チェックポイントです。提供しているプロバイダを選べば、速度面での不満は大きく軽減されるでしょう。

  3. ベストエフォート方式を理解する
    光回線の速度表記(例: 1Gbps)は「ベストエフォート方式」です。これは「理論上、最大でその速度が出る可能性がある」という意味であり、常時その速度が保証されているわけではありません。実際の速度は、時間帯や回線の混雑状況、ご自宅の設備などに大きく左右されます。そのため、実際のユーザーが計測した「実効速度」の口コミを参考にすることが、速度を推し量る上で非常に有効です。

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